今から音鉄を始めたい、でも機材のチョイス、どうしよう?
皆さんは鉄道の音に興味が向いたことはありますか?
筆者は10年前くらいからありました。
鉄道の音と言っても、車両の走行音、車内放送、駅の放送、駅のメロディなど、様々なものがあります。それを記録したいとなると、そのための機材を揃えなければなりません。では、どう揃えるのがよいか?この記事ではそれを簡単に解説していきます。
1.どうやって考えるのか
まず、収録形態別に整理していきます。
- 車両の走行音
- 車内放送
- 駅の放送・メロディ
大体このぐらいになります。各々により考え方がかなり異なってきますが、基本的に最初にすることはレコーダーの選定です。収録をするにあたっては音を記録する装置から考えるのは当然だからです。そこから色々なものを付け足していくようにしていきましょう。流れを表すと「レコーダー(音を記録する装置)→マイク/モハラジオ(音を拾う装置)→三脚/一脚など(機材を支えるアクセサリ)」です。でも機材についてあれこれ考える前に一言。
間違ってもスマホやタブレットなどをスピーカーに直付けすることや録音目的で自撮り棒を掲げることの無いように。損害が起きても当方は責任は取りません。
では改めて、レコーダーに関する予備知識を解説していきます。まず、「レコーダーってどこの会社から出しているのか?」については、以下の3社だけ覚えておけばよいです。
いきなりTEACの横に括弧書きで併記した形で「TASCAM」が出てきましたが、こちらはTEACの業務用・設備用音響機器に付けられるブランド名です。普段はTASCAMとだけ言っても構いません。これ以降、便宜的にTEAC社のことをTASCAMと表記することがあります。
今挙げた3社の製品の特徴について、簡単に説明しましょう。TASCAMは、操作方法がわかりやすい・廉価機でも内蔵マイクの品質が高い・記録部の品質はそこそこといったところだと感じています。ZOOMは、操作方法に多少のクセがある・上級機であれば内蔵マイクの品質がかなり高い・記録部の品質は良いといったところだと感じています。SONYは操作方法が比較的簡単・内蔵マイクの品質は微妙・記録部の品質は良いといったところだと感じております。ただ、この説明には誤りがあるかもしれませんので鵜呑みにはしないよう願います。
また、最近では32bit float録音が普及しつつあり、現行機の新品を購入するか、少し費用を抑え32bit float非対応の旧機の中古を購入するかの2択になりつつありますが、費用に余裕があれば32bit float対応機に手を出す方が良いです。32bit float録音の場合は多少ゲインが大きすぎても簡単に復旧でき、折角録った音声が使い物にならなくなることをある程度回避できるからです。音鉄をするとなると数少ないチャンスで遠出をして録りに行くことも多いので、失敗を回避できる手段は多く持って損はありません。そのため本記事では原則として現行機のみを取り上げます。
TASCAM、ZOOMのレコーダーの特徴と拡張方法についてはこちらの記事も併せてご覧ください。 https://kotarohattori.com/ototetsu/
この後は形態別に詳しく追っていく項に移ります。
2.車両の走行音を録りたい方の選定法
車両の走行音を録るなら、音を広く捉えるべきなのでステレオ録音が基本です。使い勝手やセッティングを考えるとレコーダー単品でも十分良い品質で録音できます。それにウインドスクリーンやミニ三脚を追加する形態が理想な形です。
そうなると安価ながらも内蔵マイクが良いレコーダーを使うのが適切だと考えられます。そのため、私としては以下の機種が良いのかなと思います。
上記の2機種は共にTEAC社から出している入門機です。本機種は32bit float録音対応機です。発売日はどちらも2025/02/15で、相違点が内蔵マイク周り程度しかない兄弟機種です。DR-05XPは無指向性でマイクは固定、DR-07XPは単一指向性でマイクは可動式です。DR-05XPよりもDR-07XPの方が約1万円高いです。そこからステップアップするなら「TASCAM Portacapture X6,X8」や「ZOOM H5studio,H6studio」辺りがおすすめです。中級機以上のレコーダーは多くが3入力以上をミックスできますので、4.①で出てくるマイクを追加すれば、広範囲の音を拾いつつ特にフォーカスしたい音にマイクを向ける録音を行うこともできます。
ウインドスクリーンは純正品の方が確実に対応してくれますが、それが無い場合は代用品を探して取り付けましょう。ミニ三脚についてはamazonやヨドバシドットコムなどのECサイトでよさそうなものを調べてみてください。その辺りのはあまり存じ上げないので私からどうこう言うのは控えておきます。
3.車内放送を録りたい方の選定法
車内放送を録るなら、単一方向にある音源に向かってマイクを向けるべきなので、モノラル録音かつ指向性の高い外部マイクを接続するのが原則です。レコーダーに関してはS/N比(音声の音圧レベルを機器固有のノイズの音圧レベルで割った値・大きいほど高音質)が高いものの方が有利です。先程言った通り外部マイクを繋げるなら内蔵マイクの品質には影響されず、マイクプリアンプの品質が影響してくるので、それをより高品質にしているZOOMの方が有利です。それゆえ他の用途で内蔵マイクを使わないという条件下であればこれ一択と言っていいでしょう。
本機種は2024/03/03に発売されたessentialシリーズのレコーダーのうちの入門機に位置するモデルです。32bit float録音対応機です。ファームウェアVer.2.0が出るまでは使い方に結構な制約がありました(例:MP3録音不可)が、今ならそれなりに使い勝手が良くなっています。
また、マイクについては単一指向性の小型マイクを用いて、マイクをマスキングテープなどでスピーカー付近に固定して荷物棚に置いたレコーダーからケーブルを引っ張ってくるのが簡便だと思います。それが簡単にできそうなものを2種類ほど探してきました。
- OMSYSTEM ME-52W
https://jp.omsystem.com/product/audio/accessory/mic/me52w.html
- audio technica ATR7700
ME-52Wは一般的なラベリアマイクですが、ATR7700の方はケーブルが硬めで長さのあまりない小型マイクだと思ってください。通路中央にスピーカーがある車両の場合は延長コードが2m程必要になるので忘れずに用意してください。
4.駅の放送・メロディを録りたい方の選定法
駅の放送・メロディを録る場合、綺麗な音源の記録目的か、それとも音風景の記録目的かで考え方が結構変わります。前者の場合の選定法はこれから解説しますが、後者の場合の選定法は2.で取り上げた車両の走行音を録りたい方の選定法を参考にしてください。
綺麗な放送・メロディ音源を録る場合は、これまた単一方向にある音源に向かってマイクを向けるべきなので、モノラル録音かつ指向性の高い外部マイクを接続するのが基本です。ただ、このケースだと床が揺れないものと見做せるものの定置しての録音ができません。そのため一脚を用いてマイクを駅のスピーカーに近づけることになるのですが、レコーダーを直付けする、あるいはモハラジオを作成しそれを密着させるという2種類のさらなる選択肢があります。これらを考慮し、比較的安価に始められるセットをいくつか考えてみました。
①レコーダー+マイクで始める方向け
- ZOOM H1essential
https://zoomcorp.com/ja/jp/handheld-recorders/handheld-recorders/h1essential/+ audio technica AT9944
この2製品でおよそ2.4万円となり、一脚込みでも3万円程度で始められます。ZOOM H1essentialの説明は既に述べているので省きます。audio technica AT9944は3.5mmミニプラグ接続のショットガンマイクで、ボタン電池での駆動が可能です。使用する際は極力ボタン電池で駆動させましょう。そこからステップアップするなら、レコーダーは、中級機から「TASCAM DR-40X」や「ZOOM H4essential,H6essential」、上級機から「TASCAM Portacapture X6,X8」や「ZOOM H5studio,H6studio」や「SONY PCM-D10」が候補に上がります。SONY PCM-D10は32bit float録音に対応していません。中級機以上になると、大音量を音割れなく、尚且つ小音量をクリアに録音できるようになるデュアルADC搭載機種が現れてきます。マイクは、「SENNHISER MKE600」や「RODE NTG-2」辺りが候補に上がります。「SENNHISER MKH416」は報道用として長年プロの方に使用され続けるほどの非常に良い製品なので音鉄用の選択肢としてはアリですが、単3形乾電池が使えないため機動性にやや劣ることが難点です。
②レコーダー+モハラジオで始める方向け
- ZOOM H1essential
https://zoomcorp.com/ja/jp/handheld-recorders/handheld-recorders/h1essential/+ 自作したモハラジオ
モハラジオは電子工作の技術を使って自作するのみです。モハラジオはスピーカーのトランスが発するノイズを拾う役割を担うので、密着する際はウーファーの前方向ではなく本体の後側に当てるようにしましょう。また、スピーカーによっては使用できないことがありますのでその点にも気を付けてください。収録をしてもそのままではノイズが酷く他人に聴かせられないものなので音声編集ソフトでそのノイズを除去する作業が必須です。
③レコーダー単独で始める方向け
- TASCAM DR-07XP
レコーダー単独で収録する場合だと、内蔵マイクの品質の影響を考慮しなければなりません。その場合ですとTASCAMのレコーダーが優位になります。では指向性はどうすべきなのかという点では、単一指向性の方が有利なので、DR-07XPが良いということになります。このDR-07XPはマイクの向きを変えられますので、内向き(X-Y方式と言います)にして録音するとより綺麗に収録できます。ただし、スピーカーにレコーダーの内蔵マイクを直接当てると双方が傷つく原因になるので、レコーダーにウインドスクリーンを必ず取り付けてください。スマホを使ってもあまり音質が良くない上に普段使いのものを落下させて破損させると修理代やデータ復旧代の支払いおよび一時的なデジタルサービスの制限などの多大な損害に繋がるので、スマホをスピーカーに密着させるのは控えてください。
一脚については、以下の4製品が選択肢に挙げられるかなと思います。間違っても自撮り棒とかいう強度の不十分な代物を使わないように。
- EXUP-300
- SLIK SポールⅡ
https://www.kenko-tokina.co.jp/slik/monopod/other/4906752204276.html
- INNOREL RM285A(アルミ製)
- INNOREL RM285C(カーボン製)
EXUP-300はかなり軽量かつ縮長40cmなので持ち運びが楽にできます。ただ延長棒にはなりません。SポールⅡは音鉄界隈では有名な製品で、延長棒にもなるもので、使用者がまとまった数いるようです。INNOREL RM285A,RM285Cはスペックの割に安価な一脚で、初心者でも多大な費用をかけずに導入できます。こちらも延長棒にもなります。プロカメラマンの一部でも使用している方がいるようです。
5.まとめ
ここまで、鉄道の音を収録する前段階として機材の準備をする方法について書いてきました。車両の走行音、車内放送、駅の放送・メロディと分けて書いてきましたが、基本的にこの記事で取り上げた製品の組み合わせを買っておけば大きな間違いは無いと思います。モニターイヤホン・ヘッドホンについては本文中に書きませんでしたが、有線であれば一般用でもモニター用でも正常に使えるものなら何でも大丈夫です。音鉄として活動する際は安全な鉄道運行および他の利用者に最大限配慮し、自分の思うように楽しくやっていきましょう!
更新履歴
2025/11/23 本記事を公開しました。
2025/11/25 一部修正および加筆しました。
新しい録音機材を使ってみたお話
先日、録音機材を更新したことは記憶に新しいだろう。中の人は使わずにはいられなかったので早速試しに使ってみた。
録音機材を更新した件についてはこちら↓
1.新機材を使ったことによる正直な感想
まずは使ってみた感想から。結論から言うと「取り回しがしやすくなった」。以前のICレコーダーには「事前録音機能」がなく、音声の頭が欠けることがしばしばあったが、現在のICレコーダーではそのような事例がグッと減った。他に以前はピンマイクしかなく、駅の放送の録音において弱いところがあったが、今回はちゃんとしたマイクになったので駅の録音においてかなりの改善に成功した。
2.以前の機材と比べると・・・?
ここで以前の機材と現在の機材で有利な点を比較してみる。
なお、1~3はICレコーダーについて、4~5はマイクについてである。
a.現在の機材の有利な点
1.リニアPCM収録が可能になったので、その分高音質の収録が可能
2.事前収録機能により、放送の頭が欠けることが格段に減少
3.メニューへのアクセスが容易
4.より高い音圧に耐えられる
5.雑音に強い
b.以前の機材の有利な点
1.音源が遠いときにモードチェンジによりカバーができる
2.ケーブルやSDカードなしで収録や音声取り込みができる
3.サイズが現在よりも小さい
4.現時点において車内収録が容易
こうしてまとめてみると、一長一短に聞こえるかもしれない。しかし、駅や車内の放送を録音するには高音質であることは非常に重要な要素であり、この点では明らかに現在の機材の方に軍配が上がる。また、実際に録音する中で、操作がしやすい点もこれまた重要な要素であり、こちらも現在の機材の方が上である。以前の機材の方がアクセサリー類が減るのと収納がしやすいのだが、これだけでは弱いところがある。マイクについて、現在の機材は駅などの野外での録音に特化したようなものになっており、一方で以前の機材は車内での収録向きと捉えられる。
3.使用感
実際に使ってみたところ、操作感や使い方などがかなり違った。まず、ゲイン調整ができるので適切なゲインにすれば冒頭から適切な音量で収録することができるようになった。一脚のネジ部に取付られるので安定感が増した。
2025/11/23現在、今取り上げた機材は使用してない。後からTASCAM Portacapture X6とMKE600を買い足したためである。この組み合わせでの使用感は別の記事にまとめようと思う。
録音機材を更新したお話
先日2023年11月2日に新しい機材を購入し、その1日後に開封したのでそれに関するお話を。
1.ICレコーダー
今回導入したのはティアック社のTASCAM DR-05Xである。

TASCAMといえば、音に関わる人(例:シンガー)であれば一度は聞いたことがあるブランド名ではなかろうか。今回はその中でも比較的安価なものを選択した。今回の更新によりV-873が置き換えられた。今回録音機材を更新したとはいっても筆者は音楽に直接関わることはやっていない。では何に使うのかというと、駅や車内の放送などを収録するため。要は「音鉄」である。
であるとするならば、大方マイクも付いてくる。ということで次はそのマイクについて触れていこう。
2.マイク
先ほどの流れに続き、続いてはマイクを紹介しよう。audio-technica社のAT9941である。

このマイクはステレオ入力・プラグインパワー方式となる。なお機器によっては電池から電力を供給して使うことも可能である。なおこの付属品として、1.3m延長コード、カメラシューアダプタ付きマイクホルダー(UNC 1/4ネジが付いた三脚等にも取付可)、風防も付いてくる。これらは公式サイトで個々に購入することもできる。
以下の画像は実際に付属品を使用して機材を整えたものである。

実際は一脚を伸ばし、イヤホン等でモニタリングしながら収録する。音鉄の中でたまに自撮り棒を使用して密着収録をする人がいるが、強度に問題があるので非推奨である。
3.一緒にこんなものも・・・
実はこれに便乗して音鉄の分野とは関係ないある物もついでに購入した。それはミラーレス一眼用の、レンズキャップとリアキャップである。なおここでは本題とズレるので深追いはしない。基本的に何かあったときの予備ではあるが、リアキャップのうち2個は簡易的なフタとの取り替え用である。

4.まとめ
というわけで今回は録音機材を更新したお話+ミラーレス一眼用レンズキャップ・リアキャップを購入したお話である。以下今回購入した品物のすべてである。

今回録音機材をほぼ一新したので今後は音鉄活動を強化していきたい一存である。なお、ピンマイクを購入していないが、今後購入する予定である。
この機材たちを使って感じた所感を別記事にて掲載しておく。
新機材を使ってみた感想:(未公開)
蘇我で元国鉄マンから聞いたおはなし
2022/12/2(金)、本日の蘇我エリアはE231系ケヨMu18編成のTK入場・(4097レと)8685レへのEF65-2127(カラシ)充当・DE10-1629牽引の鴨川工臨など、昼間だけでも3種類のネタがありました。
撮影写真を抜粋して以下に載せておきます。



事のいきさつ
ふと、蘇我駅5番線で見た回送表示を思い出し、そこから少し前の209系ケヨM76編成のTK入場を思い返し、TK入場が来そうだから撮ってみようと思いました。撮影後そこで引き上げようとしたところ、私以外に2人の同業者がいて、そのうちの1人が私に話しかけてきました。そうして暫くの間撮影に同行することとしました。途中、鴨川工臨がやってきたとき、私が興奮しました(笑)そのあとはEF65-2087を少し撮影したところでお別れとしました。
現業
その人曰く、「元国鉄マンで、京浜東北線の車掌をやっていた」とのことでした。しかも蘇我駅で蒸気機関車(以下SL)の入替を見たことがあり、乗換通路や近くのアーチ橋が無かった時代を知っているとのことでした。当時、その方は国電(例:63系)→103系→209系と世代交代を見届けてきた方とのことで、209系が入ってきた当時は「209系なんか10年しかもたないだろう」と思っていたそうでしたが、今となれば「まさか209系が30年近くももつなんて思ってもいなかった」と言っていました。確かに、209系の開発コンセプトの「重量半分、価格半分、寿命半分」を鑑みればそう考えたのも納得です。
千葉県に縁があった者
ちなみにこの方、千葉県と縁が深かったようで、県内のあまり知られていない地名を幾つか出してきました。ついて来れないということはありませんでしたが・・・。
EF65-2127の入替を撮った後、今の209系とラッピング車両についての話題があがりました。2021年ダイヤ改正前までは房総地区の209系も6+4の形での10両運転がありました。その人からすれば、「京浜東北線時代を彷彿させる」とのことでした。ラッピングについてはちょっとした話題を呼び寄せ、「We Love CHIBA!」に着目していました。
鉄道を追う者
この人は、インターネットが一般的でなかった頃から列車、主に国鉄型を追っていたようでした。その根拠に、「東日本にはもう被写体がほとんどない」「この後五井駅でキハ40を撮りに行く」の2つの発言があります。元国鉄マンだったこともあるせいか、国鉄型に愛着が大きいようでした。東日本では殆どの車両がJRになってから導入された車両で、残りは鶴見線や高崎地区、長野地区ぐらいしか残っておらず、その人は肩身が狭そうでした。
他にも、当時と現在の列車の情報についてこう語りました。「当時は書籍、ダイヤ情報を買えば知りたい情報がなんでも載っていた。しかし、インターネットが発達した今では情報がなんにもない。」と。昔の人とあって、インターネットには不慣れそうでした。それもあって、本人は今の方が大変だとも聞いてとれます。
さらに、こんなことも言いました「鉄道は行かなきゃ撮れない。行ったもん勝ちだ。」と。これは必然なことで、面倒でも行かなければ撮れないことを直接表していました。本人も「2127が来ないと思っていて、今日蘇我に行こうか迷っていた。朝にあまり起きられなくて、行くかどうか迷ってしまった。でも来てくれた。行ってよかった。」と言っていました。なお、そのときその人は一緒に「27は65の方がいい。こっちは1つしかいないし。」と言いました。EF66-27の引退時は大盛況か大荒れか、どちらといえばわかりませんが、EF65-2127は穏便に撮影できるという背景がもしかするとあるかもしれません。しかし、11月23日に鹿島神宮に255系が入線したときは行けなかったらしく、残念そうにしていました。
はなしを聞いて
昔の風景を思い返すと、とてつもない淋しさを感じました。時の流れが無情に感じ、なんとも言えず、いたたまれない気持ちになりました。でも、今の姿があるのは、過去の人たちの頑張りや努力の賜物だと思い、決して無駄にしないようにしようと思いました。
東方旧作の現状とファンができること
筆者の主張
最近、東方界隈では再び『旧作軽視』が横行してしまっている気がする。地霊殿・星蓮船辺りまでは夢時空・怪綺談辺りの要素は残っているようだが、輝針城の頃からはそれらが何処かへ消えてしまっているような気がする。秘封倶楽部で少し引いたとはいったものの…東方のソシャゲ化が許可されて再びその傾向が強くなったような気がしている。しかもそれらは大々的に宣伝された。そのせいで元来あった旧作キャラが出るゲーム(異想穴・幻クリなど)が埋もれた結果に。それは『旧作軽視』と取れるのではないか。 外来人の夢美や姿が変わったアリスなどならまだいいが、幻想郷の住民となると話は変わる。そいつらは住んでいる=そこに存在しているということになる。 夢美らを含んで話すが、『PC-98版からWin版になった時に設定が一掃されたからといってそいつらを忘れ去るなどあってはならない』と俺は思う。

簡単な歴史と当時の背景
東方Projectが始まったのは1996/12。その頃の同人作品はコアな創作者とコアなファンしかいなかった。その当時は当然ながら売り上げが伸びず。知名度も上がらず。夢時空に至っては販売数100本という有様であった。
1998/12に怪綺談が頒布された。その後は音沙汰もなく、そうこうしているうちに時は流れ2002年。第6作の紅魔郷からは記憶媒体がフロッピーからCDへ。紅魔郷でそれまでの設定が一掃されてしまった。
2005年に「ニコニコ動画」がサービス開始。ここで一気に知名度が上がった。しかしPC-98版にはあまり目を向けられず…PC-98版は陰に隠れてしまった。
現状
現在はPC-98版は一定数のファンが支援しているが、Win版よりは全然少ない。それでも同人作品はそれなりに存在する。2007年に「Bad Apple!!」がアレンジされたことで少しながら風は吹いてきたか。2020年には「リーインカ―ネイション」をベースにVocal曲が作られたことも影響してきているようだ。
ファンには何ができる?
とにかく応援していく、絵・音楽・ゲームなどの同人作品を制作する、発表会やSNSやブログなどで外部にPC-98東方の魅力を発信することなど、ができる。これらを使ってPC-98版がよくわからない人にも、Win版しか知らない人にも、はたまた東方自体をしらない人にもPC-98東方を知ってもらうことが重要である。
やってほしくないこと
仮にPC-98東方の作品が再版あるいはリメイクされた際に、原作設定に大きく乖離するような同人作品の制作や界隈に対して反感を招きうる発言やキャラを汚すような発言などはやってほしくない。そんなことをされては、俺は当事者に憤慨し、界隈全体に残念がるだろう。
最後に
今は旧作の影が薄まってしまっているが、応援無くしてはPC-98版は概念から消えうると思う。風化させることのないように、そしていつか日の目を浴びられるように、東方旧作界隈を盛り上げていこうと思う。 どうか、読者皆様の力を貸してほしい・・・