録音機材を更新したお話

先日2023年11月2日に新しい機材を購入し、その1日後に開封したのでそれに関するお話を。

1.ICレコーダー

今回導入したのはティアック社のTASCAM DR-05Xである。

画像1.TASCAM DR-05X

TASCAMといえば、音に関わる人(例:シンガー)であれば一度は聞いたことがあるブランド名ではなかろうか。今回はその中でも比較的安価なものを選択した。今回の更新によりV-873が置き換えられた。今回録音機材を更新したとはいっても筆者は音楽に直接関わることはやっていない。では何に使うのかというと、駅や車内の放送などを収録するため。要は「音鉄」である。

であるとするならば、大方マイクも付いてくる。ということで次はそのマイクについて触れていこう。

2.マイク

先ほどの流れに続き、続いてはマイクを紹介しよう。audio-technica社のAT9941である。

画像2.audio-technica AT9941

このマイクはステレオ入力・プラグインパワー方式となる。なお機器によっては電池から電力を供給して使うことも可能である。なおこの付属品として、1.3m延長コード、カメラシューアダプタ付きマイクホルダー(UNC 1/4ネジが付いた三脚等にも取付可)、風防も付いてくる。これらは公式サイトで個々に購入することもできる。

以下の画像は実際に付属品を使用して機材を整えたものである。

画像3.実際の録音時の機材(撮影の都合上一脚は伸ばしていない)

実際は一脚を伸ばし、イヤホン等でモニタリングしながら収録する。音鉄の中でたまに自撮り棒を使用して密着収録をする人がいるが、強度に問題があるので非推奨である。

3.一緒にこんなものも・・・

実はこれに便乗して音鉄の分野とは関係ないある物もついでに購入した。それはミラーレス一眼用の、レンズキャップとリアキャップである。なおここでは本題とズレるので深追いはしない。基本的に何かあったときの予備ではあるが、リアキャップのうち2個は簡易的なフタとの取り替え用である。

画像4.ついでに購入した物たち

4.まとめ

というわけで今回は録音機材を更新したお話+ミラーレス一眼用レンズキャップ・リアキャップを購入したお話である。以下今回購入した品物のすべてである。

画像5.今回購入した品物

今回録音機材をほぼ一新したので今後は音鉄活動を強化していきたい一存である。なお、ピンマイクを購入していないが、今後購入する予定である。

この機材たちを使って感じた所感を別記事にて掲載しておく。

新機材を使ってみた感想:(未公開)

 

蘇我で元国鉄マンから聞いたおはなし

2022/12/2(金)、本日の蘇我エリアはE231系ケヨMu18編成のTK入場・(4097レと)8685レへのEF65-2127(カラシ)充当・DE10-1629牽引の鴨川工臨など、昼間だけでも3種類のネタがありました。
撮影写真を抜粋して以下に載せておきます。

画像1:回8391M E231系ケヨMu18編成 TK入場

画像2:8685レ EF65-2127[新]

画像3:工9135レ DE10-1697[群]+ホキ6車 鴨川工臨

事のいきさつ

ふと、蘇我駅5番線で見た回送表示を思い出し、そこから少し前の209系ケヨM76編成のTK入場を思い返し、TK入場が来そうだから撮ってみようと思いました。撮影後そこで引き上げようとしたところ、私以外に2人の同業者がいて、そのうちの1人が私に話しかけてきました。そうして暫くの間撮影に同行することとしました。途中、鴨川工臨がやってきたとき、私が興奮しました(笑)そのあとはEF65-2087を少し撮影したところでお別れとしました。

現業

その人曰く、「元国鉄マンで、京浜東北線の車掌をやっていた」とのことでした。しかも蘇我駅蒸気機関車(以下SL)の入替を見たことがあり、乗換通路や近くのアーチ橋が無かった時代を知っているとのことでした。当時、その方は国電(例:63系)→103系→209系と世代交代を見届けてきた方とのことで、209系が入ってきた当時は「209系なんか10年しかもたないだろう」と思っていたそうでしたが、今となれば「まさか209系が30年近くももつなんて思ってもいなかった」と言っていました。確かに、209系の開発コンセプトの「重量半分、価格半分、寿命半分」を鑑みればそう考えたのも納得です。

千葉県に縁があった者

ちなみにこの方、千葉県と縁が深かったようで、県内のあまり知られていない地名を幾つか出してきました。ついて来れないということはありませんでしたが・・・。
EF65-2127の入替を撮った後、今の209系とラッピング車両についての話題があがりました。2021年ダイヤ改正前までは房総地区の209系も6+4の形での10両運転がありました。その人からすれば、「京浜東北線時代を彷彿させる」とのことでした。ラッピングについてはちょっとした話題を呼び寄せ、「We Love CHIBA!」に着目していました。

鉄道を追う者

この人は、インターネットが一般的でなかった頃から列車、主に国鉄型を追っていたようでした。その根拠に、「東日本にはもう被写体がほとんどない」「この後五井駅でキハ40を撮りに行く」の2つの発言があります。元国鉄マンだったこともあるせいか、国鉄型に愛着が大きいようでした。東日本では殆どの車両がJRになってから導入された車両で、残りは鶴見線や高崎地区、長野地区ぐらいしか残っておらず、その人は肩身が狭そうでした。
他にも、当時と現在の列車の情報についてこう語りました。「当時は書籍、ダイヤ情報を買えば知りたい情報がなんでも載っていた。しかし、インターネットが発達した今では情報がなんにもない。」と。昔の人とあって、インターネットには不慣れそうでした。それもあって、本人は今の方が大変だとも聞いてとれます。
さらに、こんなことも言いました「鉄道は行かなきゃ撮れない。行ったもん勝ちだ。」と。これは必然なことで、面倒でも行かなければ撮れないことを直接表していました。本人も「2127が来ないと思っていて、今日蘇我に行こうか迷っていた。朝にあまり起きられなくて、行くかどうか迷ってしまった。でも来てくれた。行ってよかった。」と言っていました。なお、そのときその人は一緒に「27は65の方がいい。こっちは1つしかいないし。」と言いました。EF66-27の引退時は大盛況か大荒れか、どちらといえばわかりませんが、EF65-2127は穏便に撮影できるという背景がもしかするとあるかもしれません。しかし、11月23日に鹿島神宮255系が入線したときは行けなかったらしく、残念そうにしていました。

はなしを聞いて

昔の風景を思い返すと、とてつもない淋しさを感じました。時の流れが無情に感じ、なんとも言えず、いたたまれない気持ちになりました。でも、今の姿があるのは、過去の人たちの頑張りや努力の賜物だと思い、決して無駄にしないようにしようと思いました。

東方旧作の現状とファンができること

筆者の主張

最近、東方界隈では再び『旧作軽視』が横行してしまっている気がする。地霊殿星蓮船辺りまでは夢時空・怪綺談辺りの要素は残っているようだが、輝針城の頃からはそれらが何処かへ消えてしまっているような気がする。秘封倶楽部で少し引いたとはいったものの…東方のソシャゲ化が許可されて再びその傾向が強くなったような気がしている。しかもそれらは大々的に宣伝された。そのせいで元来あった旧作キャラが出るゲーム(異想穴・幻クリなど)が埋もれた結果に。それは『旧作軽視』と取れるのではないか。 外来人の夢美や姿が変わったアリスなどならまだいいが、幻想郷の住民となると話は変わる。そいつらは住んでいる=そこに存在しているということになる。 夢美らを含んで話すが、『PC-98版からWin版になった時に設定が一掃されたからといってそいつらを忘れ去るなどあってはならない』と俺は思う。

f:id:Sosomin:20210407115024j:plain

画像1:岡崎夢美(dairi様より)

簡単な歴史と当時の背景

東方Projectが始まったのは1996/12。その頃の同人作品はコアな創作者とコアなファンしかいなかった。その当時は当然ながら売り上げが伸びず。知名度も上がらず。夢時空に至っては販売数100本という有様であった。

1998/12に怪綺談が頒布された。その後は音沙汰もなく、そうこうしているうちに時は流れ2002年。第6作の紅魔郷からは記憶媒体がフロッピーからCDへ。紅魔郷でそれまでの設定が一掃されてしまった。

2005年に「ニコニコ動画」がサービス開始。ここで一気に知名度が上がった。しかしPC-98版にはあまり目を向けられず…PC-98版は陰に隠れてしまった。

現状

現在はPC-98版は一定数のファンが支援しているが、Win版よりは全然少ない。それでも同人作品はそれなりに存在する。2007年に「Bad Apple!!」がアレンジされたことで少しながら風は吹いてきたか。2020年には「リーインカ―ネイション」をベースにVocal曲が作られたことも影響してきているようだ。

ファンには何ができる?

とにかく応援していく、絵・音楽・ゲームなどの同人作品を制作する、発表会やSNSやブログなどで外部にPC-98東方の魅力を発信することなど、ができる。これらを使ってPC-98版がよくわからない人にも、Win版しか知らない人にも、はたまた東方自体をしらない人にもPC-98東方を知ってもらうことが重要である。

やってほしくないこと

仮にPC-98東方の作品が再版あるいはリメイクされた際に、原作設定に大きく乖離するような同人作品の制作や界隈に対して反感を招きうる発言やキャラを汚すような発言などはやってほしくない。そんなことをされては、俺は当事者に憤慨し、界隈全体に残念がるだろう。

最後に

今は旧作の影が薄まってしまっているが、応援無くしてはPC-98版は概念から消えうると思う。風化させることのないように、そしていつか日の目を浴びられるように、東方旧作界隈を盛り上げていこうと思う。 どうか、読者皆様の力を貸してほしい・・・